2017年11月22日

メイドインアビス



面白い面白いと聞いていたが疑っていた。
キャラクターの絵柄で損しているとも聞いていたが、そうだろうと信じて見ていなかった。
さらに私は縦穴に潜るだけのこのアニメの世界観を狭いと決めつけていた。

度し難い、阿呆だった。

見た。
世界は広かった。
そして、残酷で優しかった。

アビスには呪いがある。
アビス下底部からの上昇を試みる探窟家は「上昇負荷」、あるいは「アビスの呪い」と呼ばれる事象の影響を受ける[3]。比較的浅い深度においては、上昇負荷の影響は軽い目まいや吐き気などに留まるが深層に行くほど帰路にかかる負荷は重く激しいものになり、七層以深において上昇負荷は探窟家に「確実な死」をもたらす[3]。上昇負荷には「呪い」の効果に隠れているが「祝福」と呼ばれる効果があり、何らかの方法で「呪い」を回避すると、新たな感覚の獲得や肉体の強化(獣化)、不老不死、「呪い」の軽減など探窟を進める上で有利に働く変化を得られる。


この呪いが厄介で、高々十メートルの上昇でも、深海四層では身体中の穴から流血してしまう。
そこで主人公のリコは重傷を負ってしまう。
仲間に右手の切断を願ったりする。
彼らを助けたのは、獣人のような外見のナナチである。
詳しくは書かないけど、このナナチが愛くるしくて泣ける。
声優さんの演技力が本当にすごいと思った。


この作品の世界観は絶望が支配している。
アビスとは底の知れない深い穴、深い底、混沌(こんとん)、地獄、奈落の底という意味がある。
しかし、タイトルはメイドインアビスだ。
人間がアビスをよりよくしようと戦い、環境に一部改善している。
そして、そこに挑む者たちはアビスに魅了されている。
地獄だなんて欠片も思っていない。
止められない憧れに突き動かされているのだ。

作品を作るものとして、世界観の悲愴さとキャラのプラスの感情の対比には学ぶことが多かった。

ぜひ、見て欲しい。

posted by 柚木郁人 at 12:14| Comment(4) | アニメ