2018年01月04日

明日ちゃんのセーラー服

忘れていた。
去年、すごく嵌まった作品がもう一つあったことを……

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それは『明日(あけび)ちゃんのセーラー服』というタイトルだ。
もうタイトルからいいね。
私はこれをテーマにやりますよと宣言しているわけだ。
しかし、タイトル詐欺というのはよくある。
私の処女作は『美少女メイド』というが、メイド要素はほぼ皆無だ。
10年以上経った今だから言う。
タイトル詐欺も甚だしい。

だが、『明日ちゃんのセーラー服』のセーラー服には偽りがない。
母親がセーラー服を作ってくれるのだ。
しかも、セーラー服に憧れて進学した学校は、ブレザーに制服が変更されているのだ。
一人だけセーラー服……良い。とても良い。ネタに使える。
そして、セーラー服に対する愛着が非常にすごい。
変態の領域だ。


https://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028986061
となりのヤングジャンプというWeb連載をやっているので、見ることは可能だ。
少しでもセーラー服に興味がある人は見てくれと言いたい。いや、見るべきだ。
そして、新しい漫画表現を目の当たりにして、まだまだ表現の可能性があること知って欲しい。

この作品を世に出した編集者の英断がすごいのか、はたまたWeb連載という場があったことがよかったのか、よくわからないけれど、これは紙媒体だと陽の目を見なかったことだけはわかる。
まだまだ、この業界も捨てたもんじゃないなって強く勇気づけられた。
posted by 柚木郁人 at 13:46| Comment(2) | 本の紹介

2017年12月26日

悩む


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白飛びとか駄目だと思っていたのですが、それも一つの表現なんじゃないかと思ってみました。
黒も同様です。
小説もだけれど、書くことに恐怖を抱く時期があります。
写真も最近まで怖くてなかなか撮れませんでした。

でも、書いたら面白いように、撮るのも面白いです。

悩むならやれってことですな。


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posted by 柚木郁人 at 12:17| Comment(0) | カメラ

2017年12月25日

柚木郁人的 この漫画がすごい! 2017年版   ◆◆◆かげきしょうじょ!! ボールルームへようこそ メイドインアビス◆◆◆

今年度、読んだ漫画から私が二度以上読み返した作品を紹介します。
ようするにこれが私のなかでは、今年のベスト作品です。

ちなみに年間、五百冊ほど漫画を読んでおります。

かげきしょうじょ!! シーズンゼロ 上巻 (花とゆめコミックススペシャル)
かげきしょうじょ!! シーズンゼロ 上巻 (花とゆめコミックススペシャル) [Kindle版]

Amazonが「おまえ、たぶん、これ、好き、買え」と言われたのを放置していたら、
Amazonポイントが付いたので上下巻を買って読んでみた。

『かげきしょうじょ』のかげきとは、過激な少女という意味ではなく、
歌劇少女という意味でした。

178センチの長身少女の渡辺さらさと、あきらかにAKBを意識したグループを脱退させられた少女の奈良田愛の物語です。
とにかく、さらさがトラブルメーカーで物語を進めてくれますが、ただのバカではありません。きっと……
愛のほうは極度の男性恐怖症で他人とのかかわりを拒んでいます。
それは同室になったさらさに対しては特に顕著です。
まぁ、そこからの友情が芽生えるというベタな展開です。

脇役もみんないい味を出しています。
しかも、そこへのスポットの当て方が非常に巧みで、どの登場人物も愛おしくなって仕方ないのです。

最初は正直、宝塚歌劇団(漫画内では紅華歌劇団、主人公はその付属の音楽学校に通う)に興味の欠片もありませんでした。
だけど、宝塚歌劇団を見てみたくなるほど、登場人物が歌劇団への強い憧れを持っています。
そこに感化されてしまいます。

某作家には広瀬すずの映画なんて見てないで、これを読んでくださいよと言いたいですわ。

この作品はぜひアニメ化して欲しいけれど、どうかなぁ……


※掲載雑誌を移籍した関係で、上下巻の後に、花とゆめ版となります。




正確には去年に読んでたら、アニメ化しちゃった作品です。
ダンス漫画は、ジャンプの『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』とかビッグコミックの『ダンス・ダンス・ダンスール』とかもお勧めですが、絵のうまさがダントツですごいです。
後、時折、文学の薫りもしてきます。

アニメ版も全話見ましたが、音楽と映像の力を借りてなお漫画のほうが迫力があります。

物語では主人公の多々良のパートナーが次々と変わるのですが、
二人目の真子という女子中学生から、ツンケンしている千夏への変更は、
正直、当初はイライラとさせられましたが、読み返すたびに千夏への見方が変わりました。
今では、もうチイちゃん(千夏のこと)が可愛くて仕方がありません。

あと、『昴』でもそうでしたが、
ダンス漫画の覚醒シーンって本当に背筋が痺れるのは私だけでしょうか?


※『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』について一言、言いたい。

ジャンプでこれが始まったとき、主人公の土屋くんと亘理さんの可愛さにメロメロになりました。
だけど、私は最初から危惧していたことがありました。
ジャンプなのに社交ダンスという競技の特性上、かならず男女のカップルになってしまうことです。
まぁ、言葉を濁しても何にもならないからいうけど、腐女子に媚びていない作品として不安があったんです。
その結果かどうかわかりませんが、あまり長くは続きませんでした。
そして、次回作の『シューダン!』も小学校サッカーに女子を混ぜたことがどうなるかと思いましたが、
これも長くは続きそうにありません。
本当にジャンプの腐女子に迎合した体勢はどうなのかなって思います。
ただ、それらのウィークポイントを編集は重々わかった上で、連載した決断力も同時に買いたいと思います。





メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(1) (バンブーコミックス) [Kindle版]

これはお恥ずかしいことながら、完全にアニメを見てから漫画を読みました。
前にアニメ版の感想を書いたので多くは語りません。
ただ、漫画のほうがエロくてエグい……



今回紹介した三作品とも、キャラクターの目的や憧れが明瞭です。
私もキャラクターが懸命に努力する姿を書きたいです。
でも、それを官能に置き換えて考えると、目的や憧れはエッチなことがしたいになって、
懸命に努力する姿はエッチをしている姿ってことなのでしょうか……

何か違う。
posted by 柚木郁人 at 22:05| Comment(0) | 本の紹介

2017年11月22日

メイドインアビス



面白い面白いと聞いていたが疑っていた。
キャラクターの絵柄で損しているとも聞いていたが、そうだろうと信じて見ていなかった。
さらに私は縦穴に潜るだけのこのアニメの世界観を狭いと決めつけていた。

度し難い、阿呆だった。

見た。
世界は広かった。
そして、残酷で優しかった。

アビスには呪いがある。
アビス下底部からの上昇を試みる探窟家は「上昇負荷」、あるいは「アビスの呪い」と呼ばれる事象の影響を受ける[3]。比較的浅い深度においては、上昇負荷の影響は軽い目まいや吐き気などに留まるが深層に行くほど帰路にかかる負荷は重く激しいものになり、七層以深において上昇負荷は探窟家に「確実な死」をもたらす[3]。上昇負荷には「呪い」の効果に隠れているが「祝福」と呼ばれる効果があり、何らかの方法で「呪い」を回避すると、新たな感覚の獲得や肉体の強化(獣化)、不老不死、「呪い」の軽減など探窟を進める上で有利に働く変化を得られる。


この呪いが厄介で、高々十メートルの上昇でも、深海四層では身体中の穴から流血してしまう。
そこで主人公のリコは重傷を負ってしまう。
仲間に右手の切断を願ったりする。
彼らを助けたのは、獣人のような外見のナナチである。
詳しくは書かないけど、このナナチが愛くるしくて泣ける。
声優さんの演技力が本当にすごいと思った。


この作品の世界観は絶望が支配している。
アビスとは底の知れない深い穴、深い底、混沌(こんとん)、地獄、奈落の底という意味がある。
しかし、タイトルはメイドインアビスだ。
人間がアビスをよりよくしようと戦い、環境に一部改善している。
そして、そこに挑む者たちはアビスに魅了されている。
地獄だなんて欠片も思っていない。
止められない憧れに突き動かされているのだ。

作品を作るものとして、世界観の悲愴さとキャラのプラスの感情の対比には学ぶことが多かった。

ぜひ、見て欲しい。

posted by 柚木郁人 at 12:14| Comment(4) | アニメ

2017年10月11日

愛娘譲渡




本日、発売になります。
よろしくお願いします。

今回の作品のテーマは、まさにタイトルにもあるように愛娘譲渡です。

今まで父親とか早々に亡き者にして、
母娘にフォーカスを当ててきましたが、今回は官能界の禁忌と言われる父娘物です。

養父と娘というオブラートに包んだ相姦物を数多く書いてきましたが、
今回はガチに血の繋がりがある実父と娘です。

近親相姦物は自分の娘を想像してきついっすという方もいると思いますが、
私はあえて言いたいです。

新しい扉を開いちゃいなよ。
posted by 柚木郁人 at 12:32| Comment(7) | 著作